2011年08月22日(月)
偶然にも… [住職日記]
近々、地鎮祭の予定が入りました。
最近は施主の方に変わって建築会社など施工に当たる担当者が事前に打ち合わせに来られることが多くなりました。
やはり仏式というのが珍しいようで、事細かく打ち合わせさせていただきました。そういえばこういう打ち合わせで、今までお寺さんで地鎮祭をされたという話を聞いたことがありません!?たいがい施主の方が地元の神主さんを頼むか、施工業者からの紹介で神主さんが来られことが多いようです。
そこで少々不安になり、というか他のお寺さんはどうしているのか?!気になってインターネットでいろいろ検索していると…偶然にも!倉敷の本住寺さまのホームページを見つけました!
立正青年会のOB先輩上人が住職をされているお寺で、今年になって出来たHPのようでした。たしか教化センターにもリンクされていないので、知っている方も少ないのでは?
見てみると〜いろいろと新しい取り組みをされているようで、とても興味深く見させていただきました。
そして、それより何より“こぢょっこら(こぢんまり)”寺という通称のもと住職のキャラクターと世界観が前面に出たホームページで、私が今まで想像していたお上人のイメージとはだいぶかけ離れていたので驚きました。
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2011年08月21日(日)
永遠の生〜古代エジプト神秘のミイラ展へ [住職日記]
家族で天神町、オリエント美術館で催されている「古代エジプト神秘のミイラ展」に行ってきました。
降りしきる雨の中、2才の子供を連れて静かな美術館に行くのは少々戸惑いましたが、思い切って行ってきました。
ほとんどエジプト文明にはあまり詳しくない上、やはり小さい子供がぐずらないかが気になってかけ足で見て回りました。(幸い子供たちも静かに見てくれました)
数ある出店品の中で特に印象的だったのはミイラ…でしょう。今から2700年も昔のものです。僧職にある身ですので、人の遺体を見せ物にするのはどうか、とも思わなくもないですが、エジプトの文明と死生観を知る上で象徴的な存在です。
古代エジプト、平均寿命が30才の時代、階級や貧富の差に関わらず誰しも目の前にのしかかる「死の恐怖(壁)」をいかに克服するか…。
長寿社会の日本であっても「死から見た生」という価値観を色濃く持つ遙か遠い文明に、ロマンを感じずにはいられませんでした。
沈黙を守るミイラたちは、時空を越え「永遠の生」を手に入れたのかのように、自信に満ちた大きな存在感で私たちに何かを語りかけているようでした。
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2011年08月20日(土)
夏の終わりに〜アゲハチョウ飛来 [住職日記]
今日は涼しかったですね〜お盆も終わり、すっかり秋の気配です。
しかも土日にしては珍しく法事がなく、子供らと久々にのんびりと過ごしました。あれだけ忙しいかったお盆を思うと…余計に夏の終わりを実感しますね。
一日中雨で子供らと外で遊ぶことは出来ませんでしたが、少しやんだ時間を見計らって庭へ。するとここ数日、しきりに飛来するアゲハチョウに遭遇。どうやらハッサクの木に卵を産んでいるようでした。
そういえばアゲハチョウといえばお寺の寺紋。ハッサクもミカン系で橘に近いとすると日蓮宗には縁がありますね〜ひとりで感心してしまいました。
Posted by 住職 at 22時52分 パーマリンク コメント ( 0 )
2011年08月19日(金)
人生は敗者復活戦ぞ! [住職日記]
夏の甲子園、関西高校本当に残念でしたね。
結果は日大三に14−4で敗れ、大差ですが7回までは接戦だったので今一歩だったという気がします。選手らもよく頑張っていました。
今から約30年近くも前になりますか、82年夏、83年春の甲子園連覇を遂げた徳島の池田高校野球部・蔦(つた)監督は「人生は敗者復活戦ぞ!」が口癖だったそうです。多くの選手らもその言葉で励まされたことでしょう。
輝かしい記憶ばかりありますが、蔦監督自身プロ野球を1年で挫折、野球部の監督として甲子園出場まで20年かかったそうです。「人生は敗者復活戦ぞ!」という言葉は、長年の苦労の人生を経験したからこその至言なのでしょう。
関兄弟をはじめ選手らの今後の活躍が楽しみです。
Posted by 住職 at 18時34分 パーマリンク コメント ( 0 )
2011年08月18日(木)
登録有形文化財〜大賀邸訪問 [住職日記]
15日、今保の大賀博也様のお宅にお祖母様の初盆の供養に伺いました。
大賀邸の歴史ある木造家屋は登録有形文化財に指定されています。
今回、初めてお伺いしましたが、風格あるたたずまいと、門をくぐった瞬間、まさに江戸〜明治時代にタイムスリップしたような感じがしました。
初盆の供養をご家族とともに行った後、現当主に家屋、庭等のご説明をしていただきました。
大賀家はもともと畳表の取引を江戸と直接行っていた商屋で、主屋の他に離座敷、2階座敷、内蔵、土蔵など江戸後半から明治中期に建てられた、どれも歴史ある建造物が建ち並んでいます。また庭瀬藩別邸から移築されたという立派な庭もありました。
古い家屋と用水が調和して美しいですね。ここを昔は船が行き来していたのでしょうか。
明治期には銀行業も行っていたようで、まさに地域の中心として栄え、多くの人々が出入りして賑わっていたそうです。
今回、大賀様にはこのブログ等で紹介することへ快く承諾していただきました。ありがとうございました。
Posted by 住職 at 22時14分 パーマリンク コメント ( 0 )
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