2013年02月14日(木)
釈尊涅槃会 [その他]
2月15日は宗門聖日「釈尊涅槃会(しゃくそんねはんえ)」です。
釈尊涅槃会とは釈尊(お釈迦様・ブッダ)がインドのクシナガラにおいて、80歳で涅槃(ニルバーナ)に入られた聖日。釈尊の涅槃すなわちご入滅を偲ぶ法会です。
日蓮大聖人は「祈祷鈔」の中で釈尊涅槃の様子を詳細に述べられています。
仏の御年(おんとし)満八十と申せし二月十五日の寅卯(とらう)の時、東天竺舎衛(とうてんじくしやえい)国倶尸那(くしな)城跋提(ばつだい)河の辺(ほとり)にして、仏御入滅(ごにゆうめつ)なるべき由の御音(おんこえ)、上(かみ)は有頂(うちよう)、横には三千大千界までひびきたりしこそ、目もくれ心もきえはてぬれ。五天竺・十六の大国・五百の中国・十千の小国・無量の粟散国(ぞくさんこく)等の衆生、一人も衣食(えじき)を調(ととの)へず、上下をきらはず、牛馬狼狗嘉鷲廓額(ごめろうくしゆじゆみんもう)等の五十二類の、一類の数、大地微塵をもつくしぬべし。いはんや五十二類をや。この類皆華香(みなけこう)衣食をそなへて、最後の供養とあてがひき。一切衆生の宝の橋をれなんとす。一切衆生の眼(まなこ)ぬけなんとす。一切衆生の父母主君師匠死(し)なんとす。なんど申すこえひびきしかば、身の毛のいよ立(たつ)のみならず涙を流す。なんだをながすのみならず、頭をたゝき胸ををさへ音(こえ)も惜まず叫びしかば、血の涙血のあせ倶尸那城に大雨よりもしげくふり、大河よりも多く流れたりき。これひとへに法華経にして仏になりにしかば仏の恩の報じがたき故なり。
このご遺文は、多くの弟子、信者、そして動物にいたるまでが釈尊が涅槃に入ったことを悲しみ途方にくれる様子を伝えています。
涅槃のまさに“その時”が目に浮かぶようで、釈尊という存在がいかに偉大で大きなものであったことがよく分かりますね。
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2013年02月13日(水)
雪遊び・お別れ遠足 [たちばな上中野保育園]
先日、たちばな上中野保育園では、今年卒園を迎える園児たちと保護者らが雪遊び・お別れ遠足に行きました。
バス2台約80名が参加、いつもより早めに登園した園児らは目的地の鳥取県・大山鏡ヶ成スキー場に向けて出発しました。
10時頃、予定通りスキー場に到着。昼食の後、園児らはスキー教室に参加しました。
初めての園児たちも、コーチや保護者の指導のもとあっという間に滑れるようになりました。
約2時間のスキー教室の間、野村交通の添乗員、運転手さんのご協力のもと「かまくら」をつくりました。院首(園長)もスコップを手に汗を流します。
園児らも普段あまり接することのないたくさんの雪のなか大いに楽しみ、保育園最後のよい思い出になったのではないでしょうか。
みなさま本当にお疲れ様でした。
Posted by 住職 at 16時04分 パーマリンク コメント ( 0 )
2013年02月12日(火)
追善供養〜いのちを記憶する [お知らせ]
〜ご先祖は根、私たち子孫は枝葉です。〜
「追善供養」とは、わたしたちの命が脈々と受け継がれてきた「生かされている命」であることを知り、亡き父母、ご先祖への感謝(報恩)の心をかたちとして表す営みです。
<平成25年・年回忌表>
年回忌・亡くなられた年
1周忌・平成24年
3回忌・平成23年
7回忌・平成19年
13回忌・平成13年
17回忌・平成 9年
23回忌・平成 3年
(25回忌・平成元年)
27回忌・昭和62年
33回忌・昭和56年
37回忌・昭和52年
43回忌・昭和46年
47回忌・昭和42年
50回忌・昭和39年
※年回忌の法要を行う場合は早めに日時、場所等をご連絡下さい。先に法要のご予約や行事の予定があった場合は変更をお願いすることもあります。予めご了承下さい。
※1度の法要で複数の精霊の供養もできますが、年回忌などによっては出来ないこともありますのでご相談下さい。
Posted by 住職 at 22時50分 パーマリンク コメント ( 0 )
2013年02月11日(月)
効果は? [住職日記]
間もなく岡山でもスギ花粉飛散のいやな季節がやってきますね。予報によると20日頃からのようです。
花粉症の自分は毎年、薬やマスク等で対処していますが、なかなか決定的に効果が出るのは難しいようです。
そこで、先日あるテレビ番組で新しい花粉症対策として紹介されていた「クイックシールド・エアーマスク」がホームセンターで売られているのを見つけ、さっそく購入してみました。
開封し付属のネームホルダーに薬剤をセットすると、この様な感じです。
薬剤が空気に反応し二酸化塩素を放出することで花粉をはじめウイルス、汗の臭い、加齢臭にも2ヶ月の効果があるそうです。
これやはり目立ちますよね?
いつでも首に提げるわけにはいきませんが、出来るだけ携行して効果を試してみたいと思います。
Posted by 住職 at 22時09分 パーマリンク コメント ( 0 )
2013年02月10日(日)
大荒行堂〜瑞門開く [住職日記]
日蓮宗では毎年11月1日から翌年2月10日までの100日間、千葉県中山法華経寺にて「大荒行堂」が開設されています。
荒行堂では130名を超える修行僧が100日間一歩も外に出ることなく、連日2〜3時間の睡眠に朝夕2回のお粥の食事、そしてにひたすら読経と水行に励み、心身の修行に打ち込んでいます。
日蓮宗ではこの修行を終えた者にのみ「祈祷」の秘法が相伝されます。
そして、今朝、まだ夜明け前、多くの僧侶、檀信徒が見守る中、100日間結界の瑞門が開きました!
mns産経ニュースへ「700年続く伝統修行 市川・法華経寺 百日大荒行が成満 134人が達成」
私も修行僧として、この緊張の朝を2度経験しましたが、生涯忘れることの出来ない大きな感動で、まさに貴重な体験でした。
岡山からは3名、その他知り合いのお上人も数多く修行されていました。遙か岡山の地より、皆様の無事の成満を心よりお慶び申し上げます。
Posted by 住職 at 22時28分 パーマリンク コメント ( 0 )
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