2016年11月10日(木)
小松原法難会 [住職日記]
11月11日は宗門聖日「小松原法難会」です。
日蓮大聖人のご遺徳を偲び報恩のお題目をお唱えしましょう。
11月11日 小松原法難会(こまつばらほうなんえ)
文永元年、日蓮聖人は危篤であったお母様・梅菊のお見舞のために、故郷の安房(千葉県鴨川市)へ戻られれました。
日蓮聖人がひたすら快癒を祈ったところ奇跡的に回復し、母梅菊の病状も落ち着きました。その後、信者の工藤吉隆の屋敷にお説教に向かわれる途中、念仏信仰者であった地頭の東条景信に襲撃されました。結果、弟子2人が亡くなり、2人が重傷、自らも左腕を折られ、眉間に三寸のきず疵を負われました。
皆さん、寒い季節になると菩提寺や各家庭のお仏壇で日蓮聖人の坐像に頭から綿帽子を被せてあるのを見て、おやっ?と思った方も多いのではないでしょうか。
これは小松原法難で日蓮聖人が眉間に受けた傷が寒い冬に痛まないようにと、綿帽子を頭にお被せしているのです。この様に我々、日蓮宗徒は時代を経ても、今まさに生きた日蓮聖人に接する思いで日々ご給仕しているのですね。
Posted by 住職 at 13時57分 パーマリンク コメント ( 0 )
2016年10月10日(月)
宗祖御入滅御会式、今年は久々に… [住職日記]
10月13日は宗門聖日「宗祖お会式」です。
日蓮大聖人のご遺徳を偲び報恩のお題目をお唱えしましょう。
10月13日 第735遠忌・宗祖御会式(しゅうそおえしき)
晩年身延にて過ごされた日蓮聖人、61歳をむかえ長年の厳しい弘通のため、体が衰え病を得られました。日蓮聖人は弟子の勧めで常陸の国へ湯治療養に向かうため身延山を下りました。途中、病状が悪化し、弘安5年(1282年)、武蔵国(東京都)池上氏の邸で療養されますが、10月13日の朝8時頃、多くの弟子たちに囲まれ安詳としてご入滅されました。その時は大地は大きく揺れ、庭先の桜は季節外れの花を咲かせたといいます。
日蓮宗大本山の東京・池上本門寺では盛大にお会式お逮夜の万灯練供養が行われます。
夕方6時から、夜中の12時すぎまで、30万人とも言われる人出のもと、切れ目無く100基を超える万灯行列が続きます。
引き続き池上本門寺・大堂では朝まで徹夜の唱題行が行われ、翌朝13日の朝7時には法話に続き「臨滅度時法要」が厳粛に執り行われます。
ここしばらく何年もインターネットのライブ配信ではるか池上の雰囲気を味わっていましたが、今年は久々にお寺として団体参拝したいと思います!天気も良さそうですし、興奮しますね!お檀家の皆様と共に大聖人報恩の良い旅となればと願います。
池上本門寺のページ
※当寺のお会式法要は来月、11月6日(日)13時を予定しています。
Posted by 住職 at 17時10分 パーマリンク コメント ( 0 )
2016年10月05日(水)
今月の聖語 [その他]
今月の聖語です。毎月、日蓮宗新聞社から送られてきます。
門前には毎月はじめに新しいものを掲示しています。
今月のお言葉は日蓮聖人の『諫暁八幡抄』(かんぎょうはちまんしょう)の一節です。
この聖語(日蓮聖人のお言葉)は全国布教師連合会で選ばれ、解説が書かれているのだそうです。また、毎回素晴らしい筆文字は宗蓮寺院首の垣本上人によるものです。
聖語は解説とともに読まれると、日蓮聖人の真心が伝わり一層味わい深いものになっています。ぜひ下記からご覧下さい。
日蓮宗ホームページ・聖語解説のページへ
Posted by 住職 at 20時05分 パーマリンク コメント ( 0 )
2016年09月05日(月)
盛況!七夕・夏祭り [たちばな上中野保育園]
少し時が過ぎましたが、7月23日(土)、夕方6時よりたちばな上中野保育園では夏恒例の七夕・夏祭りが盛大に開催されました。
お祭りの中身は例年通り、音楽合奏に続いて盆踊り、おみこし担ぎと、園児らも元気いっぱいの様子でした。その後は夜店やゲームコーナーで親子そろって楽しいひと時となりました。
お寺としては初盆法要、盆経回りがあり、一年で最も忙しく大変な時期でしたが、何だか夏の終わりがさびしく感じられますね。これから秋の気配がだんだんと感じられる頃となるのでしょう。
Posted by 住職 at 20時59分 パーマリンク コメント ( 0 )
2016年08月22日(月)
お盆の終わりに〜灯籠流しH28 [お寺関係各団体活動]
16日夜、毎年恒例の岡山市仏教会主催の「灯籠流し」が行なわれました。私もお手伝いに行ってきました。
場所は岡山市北区下石井公園と公園沿いの西川で、夕方6時から8時まです。
お盆の最後、大勢の方々と共にご先祖さまを偲びました。
当日は午後になって雨が降り開催が心配されましたが、雨も時折小雨がぱらつく程度で予定通り行われました。
当寺のお檀家の皆様も多くお参りいただいたようで、何組かご挨拶することが出来ました。
まずは下石井公園内のテントで各宗派代表の僧侶による読経、回向。
数も膨大で同じような灯籠が次々と流れるので自分の灯籠を見つけるのは至難の業です。
中には灯籠に花や絵、蛍光ライトなどを貼り、目印をつけて流す方もいます。
日が暮れ、川面にゆれる無数の光は幻想的で、多くの人たちがいつまでも故人を偲び、頭を垂れ手を合わせる姿が印象的でした。
お手伝いのお上人方、お参りの皆様ご苦労様でした。
Posted by 住職 at 21時50分 パーマリンク コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】