霊宝・鬼子母大尊神(きしもだいそんじん)(立像 像高100)
鬼子母神は法華経の中に説かれる守護神で、日蓮宗では“祈祷本尊”として崇められ、広く信仰を集めています。
当山の鬼子母神は、その胎内に納められている文書によると安永4(1775)年、京都の仏師川嶋太エ門、同若喜八の作で、頭髪は当時の檀信徒の生髪で植髪されています。鬼子母神には優しいお顔で子供を抱えられた「子安鬼子母神」と、怒りの表情で邪悪なものを打ち砕く「鬼形鬼子母神」の2通りがありますが、当寺に奉安されている鬼子母神は後者の鬼形です。造られた当時、巷では疫病が流行し、その勢いはすさまじく、その疫病を鎮めるために造られたといわれています。以来、病気平癒、心願成就の神様として信仰を集めてきました。
正月や春の大祭では多くのお参りで賑わいます。また、随時、鬼子母神堂にて家内安全・交通安全・病気平癒・安産・方除け・厄除けなど種々のご祈祷も行っています。どなたでも受けられます。直接お参りいただく前にお電話、お問い合せフォームにてお問い合せご予約下さい。