天文法華の乱と長刀鉾

皆さんもよくご存知の祇園祭。この17日にはハイライトの山鉾巡行が行われ多くの人出で賑わいます。私も一度行ってみたいなあと思いますが。いつになることやら…。
今朝の産経新聞で興味深い記事を見つけました!
「決断の日本史」という連載記事(渡辺裕明)によると、祇園祭の山鉾巡行の先頭を行く長刀鉾(なぎなたほこ)の鉾頭に…
「去年(天文5年)、日蓮宗退治の時 分捕りにつかまつり候を買い留め、感神院(八坂神社)に寄せ奉るなり」
と彫られた長刀が飾られていたそうです。(現在はレプリカ)歴史好きのお坊さんなら、ほ〜って思うのでは。
「去年(天文5年)、日蓮宗退治の時」とは天文法華の乱(天文法難)のこと。
ここでおさらい。天文法華の乱を簡単に説明すると…
京都町衆の間で現世を肯定する法華宗(日蓮宗)が一大ブームとなり、法華宗寺院が甍(いらか)を競い、「題目の巷(ちまた)」と表現されるほど隆盛を極めていた。これを、苦々しく見ていた比叡山延暦寺の天台宗が全国に檄を飛ばし洛中法華宗21ヵ寺を兵をもって総攻撃をした。結果、法華宗寺院は壊滅、京の町も大半が焼失、多くの町民にも被害が及んだ。
つまり、その戦利品が実はこの華やかな祭りの裏側に血なまぐさい歴史として静かに証言しているという話。どうです?ほ〜って思いますよね。
