命を記憶する〜東日本大震災より半年
皆さんもよくご存知の女優・若尾文子さんは、夫の有名な建築家であった黒川紀章さんの「お別れ会」にて「家の主人の肉体がなくなっちゃたんです…」と静かに語ったそうです。そして「人間は二度死ぬんです」とも語られました。
一度目の「死」とは心臓が止まってお別れをしたときのこと。二度目は「家の主人のことが皆様から忘れられてしまった時」だと語られ、「ですからどうぞ忘れないで、いつまでも思い出してやって下さい…」と語られました。私はその話を聞いて、残された者のなすべき事について深く考えさせられました。
目まぐるしく過ぎ去る日々の中に、私たちはご先祖をはじめ多くの命を記憶し続ける営みを忘れてはなりません。
東日本大震災から半年が経ちました。震災により尊い命を犠牲となられました皆様のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災地の復興を心よりお祈り致します。
