お寺は風景でしかない・・・
今日、地下鉄サリン事件の殺人などの疑いで指名手配されていたオウム真理教の元幹部・高橋克也容疑者が逮捕されました。
身柄が確保されたのは私が大学生時代から20代半ばまで過ごした池上にもほど近い、東京・大田区蒲田の漫画喫茶でした。
事件の真相究明が進むことと、失われた尊い命の菩提を祈ると共に、被害にあわれた方々の心身の苦しみが取り除かれるよう祈るばかりです。
さて、以前オウムの信者の一人の若者が「お寺は風景の一つにすぎなかった」というメッセージが、私たち伝統仏教の僧侶に大きな衝撃を与えました。
つまり悩み苦しむ多くの若者に対して、私たち仏教寺院がその救いの拠り所としてまったく機能していない現実を浮き彫りにしたのです。
近年、多くの新興宗教が生まれ、さらに新々宗教といわれるあまたの宗教が生まれています。
そして、その宗教が多くの若者の間に広がっている現実は伝統仏教、私たちの怠慢の結果といっても言い過ぎではないでしょう。
これからの寺院の運営のあり方を問い直し、社会の浄化に微力を尽くしたいと思います。
