第743遠忌お会式
11月3日(日)13時より日蓮聖人第743遠忌お会式を執り行いました。
はじめに日蓮聖人のご遺徳に対しお参りの檀信徒と共に報恩法要を営みました。
日蓮聖人は1282年10月13日、篤信の檀越であった当時武蔵国(現在の東京)池上郷の鎌倉幕府の作事奉行であった池上宗仲公の邸宅で61歳でご入滅されました。
多くの弟子信徒に見守られご入滅された日蓮聖人ですが、臨滅のときには大地は大きく振動し、庭に植えられていた桜が季節外れの花を咲かせたという故事が伝わっています。
本堂内は日蓮聖人ご入滅の往時を偲んでお会式桜を飾り付け、報恩のお題目を一心に唱えました。
法要後、2時からは八木白蓮法尼によるご法話。
ご自身のこれまでの体験や人生を変えた父からの言葉など、分かりやすく語られました。
また八木法尼は幼少のころから演劇や芸術に関心をもち、現在も舞台や映画の俳優として活躍されています。
また近年、お寺に生まれ育ったことが縁で僧侶としての道も志し、日蓮聖人の祖伝を高座で説法する「高座説教」にも取り組まれています。今回のお話のなかでも一部、日蓮聖人の祖伝を取り入れた繰り弁を披露されました。その情感こもった語り口調に参拝者一同熱心に聞き入りました。
お手伝いいただきました総代、役員、婦人部の皆様のおかげをもちましてお会式を無事行うことが出来ました。
お参りいただきました皆様にも御礼申し上げます。